年頭所感

【2015年 年頭所感】 富士通エフ・アイ・ピー

2015/01/15 20:40

週刊BCN 2015年01月12日vol.1562掲載

浜野一典 社長
 基幹事業の一つであるITアウトソーシングサービスの落ち込みが2013年度(2014年3月期)上期の懸案事項だったため、下期にテコ入れを始めた。社内で事業部と営業部隊のコミュニケーションを活発化して提案の質を高めるとともに、グループ内の連携も強化し、富士通や富士通マーケティングに当社のメンバーが常駐して早期に案件情報をキャッチするよう心がけた。結果、受注件数は2ケタ増を達成し、その勢いのまま2014年度に突入した。事業の性質上、売り上げに反映されるまでにタイムラグがあるものの、2015年度の業績には確実に効いてくるので、手応えは大きい。

 成長に向けて注力するクラウドの分野は、2014年、ようやく商材のラインアップが整った感がある。当社データセンター(DC)を活用したIaaS「HyConnect」は、オープンソースソフトを採用して価格を抑えたパブリック型のほか、マネージド型やプライベート型での提供も可能で、横浜DCだけでなく、大阪・千里DCを拠点として西日本での提供も始めた。さらに、HyConnectをはじめとする当社のサービスをプラグイン感覚で連携させて使うことができる仮想ネットワーク「サービスバス」もリリースした。SaaSも、流通・サービス業向けのポイントサービスシステムが好調で、オムニチャネル化の推進など、次のステップにお客様と一緒に成長していけそうな兆しが出てきている。

 「全方位クラウド」を合い言葉に、お客様のニーズに幅広く応える提案を強化していく方針だ。
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外部リンク

富士通エフ・アイ・ピー=http://jp.fujitsu.com/group/fip/