年頭所感

【2015年 年頭所感】 日本情報通信(NI+C)

2015/01/15 20:40

週刊BCN 2015年01月12日vol.1562掲載

廣瀬雄二郎 社長
 NTT西日本の常務だった私が、2014年6月に日本情報通信(NI+C)のトップに就いて、まず感じたのが「おもしろい!」ということだった。

 NTT西日本は通信ネットワークだけの会社ではなく、さまざまな付加価値サービスを揃えている。一方、NI+Cは業務アプリケーションを構築するという付加価値サービスからITインフラやネットワークに迫っていて、レイヤ構造的にはNTT西日本は下から上へ、NI+Cは上から下へのアプローチとなる。そうみると、実は目指しているところは、案外、同じだったりすることが改めてわかった。

 クラウドがあたりまえになった今、NTTと日本IBMの折半出資会社の当社は、ネットワークにも強く、アプリケーションにも強い非常に有利な立ち位置にいる。そういう意味で「おもしろい!」と強く感じた。

 とはいえ、クラウドは基本的にストック型のビジネスであるのに対し、システム構築はワンショットいくらのフロー型ビジネスで、収益構造が大きく異なる。2015年12月に30周年を迎える当社は、クラウドが主流になる以前の古い価値観も一部に残している。

 そこで、新しいビジネスモデルへの転換を促進するという意味では、2015年のキーワードを「Revitalize(再活性化)」とした。活性化していないわけでは決してないので、もう一押し、再度の活性化という言葉が直感的に脳裏に浮かんできた。この再度の活性化によって、クラウド時代に当社は大いに成長できる確かな手応えを感じている。
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外部リンク

日本情報通信(NI+C)=http://www.niandc.co.jp/index.html