年頭所感

【2015年 年頭所感】 オージス総研

2015/01/08 20:40

週刊BCN 2015年01月05日vol.1561掲載

平山輝 社長
 中期計画の1年目として、2014年は「フローからストックへ」「受託開発からサービスやプロダクトへ」をテーマに取り組んできた。ストックビジネスを拡充するには、クラウドサービスが有効だと考えている。2014年は、クラウド型メーターデータ管理サービス(MDMS)、電力事業者向け顧客料金管理サービス(CIS)、クラウド連携ソリューションなどのクラウドサービスを開始した。また、大阪第2データセンターと東京第2データセンターの営業を開始した。現在は全体でストックが4割になったが、今後は5割を目標に取り組んでいく。

 注力分野は、クラウド、モバイル、アジャイル、ビッグデータ、そしてエネルギー自由化対応である。特徴的なのは、アジャイルのところ。一般的には、その部分は「ソーシャル」となるが、当社ではアジャイル、それも大規模なアジャイル開発に取り組んでいることから、「エンタープライズアジャイル」と呼んでいる。当社の最大事業分野であるシステム開発において、2014年はアジャイル開発が最も飛躍した年であった。アジャイル開発は、大阪ガスでも採用していて、通年の案件数は75になる。グループ外での開発においても、通年では53の案件でアジャイル開発を採用した。大規模開発でアジャイルを採用するためのノウハウは、他社との差異化ポイントになっている。

 2015年は、大企業を中心にシステム需要は拡大するとみている。クラウドやアジャイルなどを引き続き注力分野として、事業拡大に努めたい。
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外部リンク

オージス総研=http://www.ogis-ri.co.jp/