年頭所感
【2015年 年頭所感】 三井情報
2015/01/08 20:40
週刊BCN 2015年01月05日vol.1561掲載
2014年は、当社にとって大きな動きがあった年だった。具体的にいえば、教育事業を手がける大手企業にクラウド系のストレージソリューションを納入したほか、コンビニエンスストアを運営するお客様にはデータの分析基盤を入れた。しかし、こうした案件は売り上げには貢献しているが、なかなか利益を捻出しにくいのが、2015年以降、本格的に解決すべき課題の一つだと捉えている。
当社は、2014年に三井物産の完全子会社になり、2015年1月には上場を廃止する。三井物産は「食品」をはじめ「鉱山」や「エネルギー」など、あらゆる分野での案件を手がけている。そして、そういった案件では、物流の見える化や効率化に関連して、必ずITのニーズが出てくる。当社は今後、三井物産に紹介してもらうかたちで、単独ではとても獲得することができない大規模な案件に参画して、プロ集団としてICT(情報通信技術)を提供する。そのためにも、データ解析など、当社が誇る独自技術をさらに進化させる必要があるので、2015年は研究開発にいっそう力を入れたいと考えている。
クラウド時代に突入し、ゲームのルールが変わったことを実感している。2015年は、技術を磨きながら、従来型システム構築(レガシーSI)からの脱却を目指し、新しいサービスを商材にして、明日の三井情報をつくっていきたい。
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