22世紀アカデミー「未来戦略」ブログ(講師ブログ)
マーケティング二極化時代の到来!マーケティングを制する者が、ビジネスを制する!
2014/09/11 20:28
売れる商品がないこと?
見込み客集めがうまくいかない?
営業力が弱い?
社員のモチベーションが低い?
新人が辞めそう?
ビジネス上の課題はさまざまです。
私は、IT企業に専門特化した経営コンサルティングを始めて丸10年になりますが、業績が上がれば、不思議と多くの課題は解決されていきます。
「売上げはすべてを癒す」とはダイエーの中内さんの言葉ですが、言い得て妙ですね。
売上がすべてとは言いませんが、業績が上がらないと、モチベーションは上がりません。
では、業績を上げるために最も大事なことは何か?
あなたなら、どう思いますか?
数多くの業績アップの現場を経験してきた私なら、間違いなく「これ」だと即答します。
「いかに多くの見込み客を集めることができるか」
見込み客がいなければ、売上は上がりません。
「見込み客さえ連れてきてくれれば、受注できるんだけどな」と胸を張って言う営業マンがいますが、そこが難しいんです。
見込み客が少ないと、どうなるか?
少ないお客を確実に受注しないといけないので、プレッシャーがかかる。
そして、焦る。
焦るから売り込む。
売り込むからお客から引かれる。
その結果、失注・・・。
さらに、プレッシャーがかかる・・・(続く)
こうして、ドンドン負のスパイラルにはまっていきます。
一方、見込み客が多いと、どうか?
見込み客が多いので、目の前のお客から注文をもらわなくてもいいという余裕が生まれる。
売り込む必要がなく、こちらのペースで商談を進められる。
ガツガツしていないので、相手も安心する。
売り込まないので、信頼してくれる。
その結果、受注!
さらに、余裕が生まれる・・・(続く)
こうして、正のスパイラルがまわり、ドンドン成果が出ます。
質の高い、つまり見込み度の高いお客を集めることができると、営業がラクになります。
経営学の神様、ピーター・ドラッカーはこう言っています。
「マーケティングの究極の目的は、営業を不必要とすることである」と。
つまり、マーケティングを強化することは、営業に依存しなくなる、ということです。
営業はどうしても、個人のパーソナリティに依存し、やり方も属人的になりがちです。
もちろん、ドラッカーが言うように、営業が不要になればいいですが、現実的にはそこまでいくのは難しいですし、受注に持っていくには営業の力が必要です。
ただし、特定の人に依存することなく、安定的に成果を出していこうとすると、マーケティングを強化することが必要です。
マーケティングとは、見込み客を集める作業です。
あなたには、見込み客を集めることができる確固たるノウハウがありますか?
「ええ、ありますよ!」と言う方はすばらしいです。
その調子でビジネスを進めてください。
しかし、「確固たるノウハウと言われるとなぁ・・・」と思った方、もしくは、「確固たるノウハウなんてないよ・・・」と思った方、心配しないでください。
ほとんどのIT企業は、そうですから。
ただし、これからは違います。
なぜ、違うのか?
それには、マーケティングを自動化するツール「マーケティング・オートメーション」の台頭が関係しています。
これまでのマーケティングツールには、メール配信システムやCRMシステムなどがありますが、これらのツールは、売り手側の都合でお客にアプローチすることがほとんどでした。
たとえば、毎週月曜にメールマガジンを発行する、CRMシステムから抽出されたターゲットに対してキャンペーンのメールを一括配信する、など。
あくまでも、売り手側が決めたタイミングでアプローチするやり方です。
一方、マーケティング・オートメーションツールでは、売り手側の都合でお客にアプローチするのではなく、お客のアクションに応じて個別アプローチできるようになります。
たとえば、展示会で名刺交換したお客に対してお礼メールを送ります。
そのメールには、来場のお礼とともに、展示商品に関する追加情報のURLが記載されており、それをクリックしたお客に対してだけ、事例紹介動画の案内メールが送られます。
その事例紹介動画サイトにアクセスしたお客にだけ、今度はデモへの誘導を促すメールが送られます。
それでデモ希望となれば、かなりの見込み度の高いお客になります。
この一連の流れを自動的に行うことができるのが、マーケティング・オートメーションです。
マーケティング・オートメーションツールをうまく活用すれば、これまでフォローできなかったお客を自動的に育成し、見込み度の高い状態にした上で、営業マンの前に送り込むことができるようになります。
工場のベルトコンベアーで次々に運ばれてくるように、まさに自動的に見込み客が営業マンの前に運び込まれてくるイメージです。
これは画期的なことです!(そう思いませんか?)
今まで、どれだけの見込み客をフォローせずに捨ててきたことでしょうか?(正直、あまり考えたくないかもしれませんが)
マーケティング・オートメーションツールを活用すれば、これまで逃していた多くのお客を、あなたの会社の営業マンの前に送り届けることができます。(しつこいですが・・・)
現在、さまざまなITベンダーが、マーケティング・オートメーションと銘打った商品を投入してきています。
しかし・・・
もちろん、画期的なツールであるマーケティング・オートメーションも、あくまで道具に過ぎません。
使いこなすことができなければ、ただの箱。
宝の持ち腐れです。
マーケティング・オートメーションを使いこなすためには、顧客の購買心理に合わせたマーケティング・シナリオの設計や顧客の行動を駆り立てるコンテンツ(中身)が重要になります。
そのためには、「正しいマーケティングの知識とノウハウ」が必要になるわけです。
ところで、私どもの会社、株式会社船井総合研究所の前身の会社名をご存知でしょうか?
「株式会社日本マーケティングセンター」
※船井総研の沿革はこちら:http://www.funaisoken.co.jp/company/history.html
文字通り、マーケティングに強みを持つ、マーケティングに特化した会社です。
創業から40年以上、業績が上がるマーケティング手法を研究し続け、また時代の変化とともに効果的なマーケティング手法を生み出し続けてきた会社です。
船井総研が永年培ってきた「マーケティングの極意」と、
我々IT企業コンサルティングチームが保有する「IT企業に最適化されたマーケティング手法」と、
最新のマーケティングツール「マーケティング・オートメーション」。
ちょっと想像してみてください。
これら本物のマーケティングノウハウを持ち、マーケティング・オートメーションを駆使する企業と、そうでない企業では、どのような差を生み出すでしょうか?
武田の騎馬隊 VS 織田の鉄砲隊。
江戸幕府軍 VS 装備に勝る新政府軍。
それくらいの差があり、戦いの結果は想像に難くありません。
まさに、マーティングにおける二極化時代の到来です。
マーケティングを理解し駆使する企業は圧倒的に強くなり、マーケティングがわからない企業は弱者に転じる。
本当に恐ろしい時代がやってきました。
恐ろしくもあり、チャンスでもあります。
マーケティング弱者にならないために、今からマーケティングの本質とマーケティング・オートメーションについて学んでおく必要があります。
そのために、BCN主催「22世紀アカデミー」では、2つのマーケティング講座が用意されています。
(1)~マーケティングの極意を3時間で学ぶ~ 「超実践マーケッター養成講座」(10月より開講)
(2)~マーケティング・オートメーションで取り組む「自動増客システム」の作り方~ 「マーケティング・オートメーション実践講座」(11月より開講)
私としては、すべてのITベンダーを勝ち組にすることはできないと思っています。
マーケティングの重要性を感じ、行動に移してくれた方にだけ、ライバルに圧倒的な差をつける特別なノウハウを伝授するつもりです。
今こそ、行動すべき瞬間です。
一緒に、最強のマーケティング企業を目指しませんか?
- 1
関連記事
船井総合研究所 東京経営支援本部チームリーダー チーフコンサルタント 斉藤 芳宜
大塚商会 「モバイルパワー2014」カンファレンスを開催 「快適」「便利」にユーザーのビジネス向上へ
従前のSIビジネスが崩壊する理由――未来戦略講座『22世紀アカデミー』の“SIビジネスNew学式”で議論白熱
外部リンク
船井総合研究所=http://www.funaisoken.co.jp/
ITベンダー経営.com ~IT企業の業績アップノウハウが満載~ by船井総合研究所=http://www.soft-square.com/