22世紀アカデミー「未来戦略」ブログ(講師ブログ)

 エバンジェリストと動的プレゼン「学」

2014/09/11 20:28

 皆様、はじめまして。 22世紀アカデミー講師の柴田直樹です。

本日より、本ブログを執筆することになりました。 何卒よろしくお願いします。

先ず、簡単に自己紹介をしながら本講座の提供のきっかけについて書いてみたいと思います。

私は、工学系の学校を卒業して土木技術のエンジニアとして社会人のキャリアをスタートさせた後、IT業界へ転職し、ピュアなエンジニアとして過ごしててきました。 2006年にマイクロソフトに入社し、自身の製品を訴求する講演やプレゼンテーションを行う機会を多く持つことができました。同じ社内でプレゼンやデモをスマートにこなす「エバンジェリスト」の方々にプレゼンテーション技術を学んでいくうちに「エバンジェリストのプレゼンとは」を強く意識するようになりました。

2010年末に日本IBMに移籍し、正式に役職としてエバンジェリストとして活動できるようになり年数十回の講演+多くの案件対応としてのプレゼンテーションをこなしてきました。その経験の中でプレゼンテーションは壇上でかっこよくプレゼンするのではなく、「聞き手がプレゼンターの意図を理解し、興味を持ってもらいその先に進むこと」ということを改めて強く強く意識するようになりました。 これを完璧にこなすにはどうしたら良いのだろうと。

世の中には、「プレゼン手法」や「プレゼン技術」を伝えている資料や書籍が多く存在します。もちろん、多くのこのような資料や書籍には眼を通しましたが、どれも「大舞台での講演」向けの情報が多く、現場で即役立つものはありませんでした。

たとえば、世の中でカリスマプレゼンターとして有名な故スティーブジョブズ氏のプレゼンに関しても書籍を読みましたが、あれだけの大舞台で、聴衆がほぼ100%「ファン」という絶好の環境下でプレゼンテーションする機会がある人はなかなかいないと思いませんか? ですから、いくらジョブズのプレゼンスタイルを勉強したところで実践では全く役に立たないのでは? と考えました。自分はもっと現場でのプレゼンテーションを極めてみたい。たとえば、自社の製品に全く否定的なお客様にプレゼンが終了した時に「もっと話を聞きたい」と思わせるプレゼン技術を身につけたいと強く考えるようになっていました。

そこで、自分なりの手法を模索していき1つの答えにたどり着きました。 それが「動的プレゼンテーション」です。

簡単に言えば、その時の場所、人、時間、状況に応じてプレゼンテーションを変化させていくという手法なのですが、実践するとなると、たくさんの技術を習得する必要がありました。 この講座ではその自身の成功、失敗の経験から編み出してきたこの技術を皆さんにお伝えできればと思っています。 他には無いスキルトランスファと考えていますので是非足をお運びください。

また、本ブログでも講座の概要や、講師自身が常に考えているプレゼン「技術」に関する情報をしたためてみたいと思いますのでご購読頂ければ幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願いします。(柴田直樹)
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