年頭所感

【2014年 年頭所感】 ソフトクリエイトホールディングス

2014/01/23 20:40

週刊BCN 2014年01月20日vol.1514掲載

林宗治 社長
 ユーザーのIT投資意欲が高まってきて、IT業界にはフォローの風が吹いている。当社では、EC関連事業、SI、プロダクト販売と、2013年は総じて好調だった。通期(14年3月期)では、前年度比で売上高の10%成長は確実に見込めそうだ。14年も明るい兆しがみえているので、フォローの風をきちんとつかまえて、業績を押し上げていきたい。

 とくにEC関連事業では、ヤフーがストア出店料を無料化したことなどによって、ユーザーの注目度が高まっている。当社も13年は受注が好調で、ECサイト構築パッケージソフト「ecbeing」は、納入企業数は750社を突破した。一方、機能や価格面で他社製品との差異化が難しくなっているので、これからはウェブ広告など、EC周辺のマーケティングサービスを強化して差異化を図りたい。そのために、EC関連事業で約30人の人員を増強している。

 また、SIでは、「Windows XP」の乗り換え需要の波に乗って、ハードウェアの販売が好調だった。15年7月にサポートが切れる「Windows Server 2003」のリプレース案件もすでに出てきており、14年はさらに需要が高まると期待している。ただ、ライバル企業も同じ状況にあると思うので、浮かれてはいられない。リプレース案件でも、ハードウェアだけを販売するのではなく、オンプレミスでの仮想化ソリューションや、当社が提供しているIaaS、アプリケーションと組み合わせて複合的に提案することによって、差異化を図っていきたい。
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