年頭所感

【2014年 年頭所感】 日本システムウエア

2014/01/23 20:40

週刊BCN 2014年01月20日vol.1514掲載

多田尚二 社長
 メインフレーム/オフコン時代から最新のクラウド/ネットサービスに至るまで、技術やノウハウを蓄積していることが当社の最大の強みだ。業務アプリケーション系の技術だけでなく、組み込みソフトウェア系の技術力や実績も業界屈指だ。一例を挙げれば、すでに生産ラインが閉じたLSI(集積回路)の中身を分析し、再現生産を手がけるビジネスは、およそ35年間にわたって電子回路の設計業務を行ってきた当社の技術の蓄積があってこそ展開できると自負している。

 組み込みソフトや電子回路設計の強みを生かして、エネルギー管理システム(EMS)やM2M(マシン・トゥ・マシン)のビジネスが力強く立ち上がりつつある。EMS関連はすでに受注が相次いでおり、当社独自のM2Mプラットフォーム「Toami(トアミ)」をベースとする提案に力を入れている。業務アプリケーション系では、独自に開発した倉庫管理・物流システム「ORBIS(オービス)」が好調で、今年度(2014年3月期)も新たに6社の新規顧客を獲得できる見通しだ。「ORBIS」については、2014年7月をめどに他の業務アプリケーションとの連携機能を強化するなどした新バージョンを製品化する計画だ。

 独立系SIerとして、堅実経営をモットーとしている当社だが、この堅実さは、これまで蓄積してきた深みのある技術やノウハウを原動力として「変革」を成し遂げることを意味している。こうした取り組みを着実な成長につなげたい。
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外部リンク

日本システムウエア=http://www.nsw.co.jp/