当社は2014年に設立40周年を迎える。なんとしても成長を果たしたいという思いで、キーワードには「飛躍」を掲げる。目標は、2ケタ成長だ。

　そのために、三つのビジネスに重点を置く。一つは、独自開発の業務パッケージソフトの販売だ。特定業種向けの基幹系システム「GrowOne」シリーズは、2013年に約200本を販売したが、これをさらに拡販したい。パートナーを拡充するための施策も検討していく。二つ目は、システム開発のビジネスだ。とくに、ホストコンピュータからのオープン化の案件を獲得していきたい。当社のメインターゲットであるSMB（中堅・中小企業）には、まだ多くのホストコンピュータが残っており、需要が期待できる。三つ目は、SAP事業だ。当社は2011年からSAPの導入を検討する企業向けにコンサルティングを手がけている。実際に顧客の現場に入ってヒアリングを行い、最適なシステムを提案している。時間をかけて調査していることから、顧客の評価は高い。すでに成果が現れつつあり、今後は大きく成長するものと期待している。

　2014年を飛躍の年にするために、4月1日付で組織を再編する。これまで分かれていた営業とSEの組織を各事業ごとに統合することによって、顧客の要望に対して、よりきめ細かく提案できるようにする。「ニッセイコムに相談すれば、必ず解決策を提示してくれる」と、顧客から評価してもらえるようにしたい。