年頭所感

【2014年 年頭所感】 京セラコミュニケーションシステム(KCCS)

2014/01/23 20:40

週刊BCN 2014年01月20日vol.1514掲載

佐々木節夫 社長
 京セラコミュニケーションシステム(KCCS)グループの強みは、通信エンジニアリングや、太陽光発電システムなどの環境・エネルギー、アメーバ経営を柱とする経営コンサルティングといった普通のSIerにはない事業部門をもっている点にある。

 グループは、それぞれの事業部門を階層化して、通信やエネルギーなどの社会インフラの上に、クラウドサービスやビッグデータ分析などのITプラットフォームを構築していく。さらに、その上にさまざまな業種・業務向けのアプリケーションを乗せる多層的なビジネス展開を加速させる。

 「Communication Service for you」は、KCCSグループのミッションステートメントで、「人と人、人と社会をつなぐ安心で快適なコミュニケーションサービスにより心豊かな社会を育む」ことを目指す意味を込めている。京セラグループとの連携も含めて、アジア市場や北米市場にも積極的に進出する。例えば、通信エンジニアリングで3GやLTEといった電波に指向性をもたせ、大規模イベントなどでの人の移動に合わせて電波の向きを最適化する事業が国内外で高く評価されている。

 KCCSならではの社会インフラからアプリケーションサービスまで多層的な技術や商材を、世界市場という面に広げることで、より立体的で奥行きのあるビジネスを組み立てていく。こうした取り組みによって、安心で快適なコミュニケーションサービスを国内外で実現していく。
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外部リンク

京セラコミュニケーションシステム=http://www.kccs.co.jp/