年頭所感

【2014年 年頭所感】 日商エレクトロニクス

2014/01/09 20:40

週刊BCN 2014年01月06日vol.1512掲載

河村八弘 社長
 「御社にとって、弊社は何ができるか」――。私は、2013年6月に日商エレクトロニクスの社長に就任してから、お客様に対して当社の存在価値を示すために、営業、技術、マーケティングの部門が知恵を出し合い、どんなソリューションを提案すればいいかを横断的に考える組織をつくった。これを踏まえて、2014年は、米国から最新技術を取り入れてシステム構築ができるという当社の強みを生かし、お客様の課題を包括的に解決するソリューションに力を入れる。

 社員のスキルを高めるために、アカウント戦略やマーケティングなど、18項目で構成するトレーニングプログラムを設けた。新人から中堅社員までを受講させて、営業力の強化につなげる。13年度(14年3月期)は、通信キャリアから大型案件を受注したことで弾みがついて、増収増益の業績を見込んでいる。14年度は、強い営業体制に基づいて、さらなる事業拡大を図る。

 当社は、アジアでのビジネス展開に取り組んでおり、ベトナムやインドネシアで伝送装置やネットワーク機器の提供を手がけている。今後は、海外で展開する製品をコンピューティング領域にも広げ、サーバーやストレージを提供したいと考えている。国内で力を入れていくのは、中国の大手ICT(情報通信技術)メーカーである華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の製品展開だ。華為技術とともに日本市場に合った商材を開発し、国内トップ販社になることを目指している。
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外部リンク

日商エレクトロニクス=http://www.nissho-ele.co.jp/