年頭所感

【2014年 年頭所感】 日興通信

2014/01/09 20:40

週刊BCN 2014年01月06日vol.1512掲載

鈴木範夫 社長
 追い風が吹いた。「Windows XP」の乗り換え需要や、2014年4月に行われる消費税率の引き上げの影響で、2013年は基幹システムの構築案件が活性化して、売り上げの拡大につながった。

 2014年は、こうした特需が見込めないので、これからも成長を維持するために、当社の強みである文教市場向け展開に力を入れる。学校では、生徒にタブレットを配布したり、システムのクラウド化が進んでいたりするので、ネットワーク構築のニーズが旺盛だと捉えている。このチャンスを案件の獲得に結びつけたい。

 お客様に喜んでいただき、当社のファンを増やすことを目指して、構築だけでなく、保守なども当社で手がけて、システムを統合的に提供するための体制をしっかり築いてきた。これを踏まえて2014年は、お客様の課題を吸い上げてシステム提案に反映し、解決策を提案するという現場力を発揮しながら、「第三の創業」をキーワードとするビジネス展開に力を注いでいく。

 当社は、NEC製品の販売・構築を事業の柱の一つにしている。NECがエネルギー領域の主力製品として提供している蓄電池を、当社はほかの販売会社よりも早いうちに取り扱い始め、いま、営業活動に力を入れているところだ。実を結ぶのはこれからだとみている。2014年は、ソーラーパネルを設置し、太陽光発電に取り組んでいる大手企業や学校に蓄電池を提案して、ビジネスの拡大を図る。
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