まだ事業立ち上げの時期ということもあって、当社の2014年3月期は計画通りにいけば前期比2倍近くの伸びになる。案件の内容としては、ERP「Biz∫」の前身である「SCAW」のリプレースなどが一気に活発化していて、今のところ順調に納入実績を積み上げている。2015年3月期も、150～160％の成長は達成しないと、存在感を示すことはできないと思っている。

　「Biz∫」は、NTTデータ イントラマートの「intra-mart」基盤を採用しており、基幹系から情報系まで同じ基盤上で一気通貫できるのが最大の強みだ。「intra-mart」基盤をPaaSとして、そのままクラウドでも使うことができる。これは他社に真似できない、当社だけの差異化ポイントだ。最近は、販売管理のさらにフロントまわり、いわゆる顧客接点の部分でユーザーの業務の現場に合わせた機能のつくり込みをする例も出てきているが、「Biz∫」はこうした特性上、それが簡単に実現できる。ユーザー企業の事業競争力を向上させるIT投資という意味では、外資系ベンダーのERPなどとも違いを発揮できている部分だ。パートナーにも同じ志向がどんどん芽生えてきていて、手応えを感じている。

　2014年は、「intra-mart」の最新バージョン「intra-mart Accel Platform」上に、「Biz∫」がいよいよ搭載される。基幹系から情報系まで同じ基盤上で一気通貫できることのメリットを、目に見えるかたちで具体的にPRしていく。