年頭所感

【2014年 年頭所感】 応研

2014/01/09 20:40

週刊BCN 2014年01月06日vol.1512掲載

原田明治 社長
 2013年の業績は前年比で10%以上伸びた。消費税改正需要の追い風が強く吹いた結果だろうが、主力の「大臣NX」シリーズは上期から好調で、消費税改正の影響を除いても、成長基調だったといえる。

 直近では、「大臣エンタープライズ」の引き合いがかなり増えている。主力である業務システム「大臣NX」シリーズのユーザーよりも規模が大きい、年商50億円以上の中堅・大企業向けERPとして2013年7月に発売した製品だ。ユーザーの規模が大きいこともあって、息の長いビジネスとなっており、売り上げの計上は2014年からが本番となるだろう。

 「大臣エンタープライズ」は、カスタマイズが必要な部分だけを開発して差し込み・差し替えができるプラグイン機能を備えるなど、従来はスクラッチ開発が必要だった複雑な業務プロセスに対応する仕組みもパッケージに組み込んだ。こうした特徴が、とくにパートナーから高い評価を得ていて、パートナーの数が毎月増えている。販路が着実に拡大しており、事業の大きな柱として成長を見込んでいる。新たな施策として、LTEなどの高速通信を利用して、モバイルでほとんどのメニューを使えるようなサービスも実現しているので、提案のフックとして使ってもらいたいと考えている。

 2014年は、これらの特徴ある商材もそろい、攻めの起点になる年。リソース、組織も拡大する。売り上げも現状の約30億円から40億円程度まで引き上げたいが、まずは利益の確保を最重要視したい。
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