年頭所感

【2014年 年頭所感】 ユニアデックス

2014/01/09 20:40

週刊BCN 2014年01月06日vol.1512掲載

入部泰 社長
 サーバー構築・保守の受注が順調ななかにあって、2013年度(14年3月期)は増収の業績を見込んでいる。利益に関しては、親会社の日本ユニシスが提供するクラウドサービス「U-Cloud」に関わる要員の手当を当社が引き受けるというグループ内のやり取りが影響して、決して明るい見通しではないが、業績面では健闘しているといっていいだろう。

 13年10月に、日本ユニシスと提携している大日本印刷(DNP)が、千葉県の柏データセンター(DC)を開設した。当社はDNPから注文を受けて、柏DCの運用やクラウドシステムの連携を手伝わせていただいている。この実績を生かし、2014年はクラウド連携を重点項目として、サービス事業を進化させる。

 13年4月に、システムエンジニア(SE)が中核となって新しい技術の研究や検証を手がける「未来サービス研究所」を本社内に立ち上げた。14年4月には、新しい3か年の事業計画を定める。研究所で培ったノウハウを武器にして、サービス型の新商材をどんどん出していきたい。さらに、14年3月に当社に統合するネットマークスのネットワーク構築力も活用し、ITの真価を起動してソリューション提案の腕を磨く。

 2020年の東京五輪の開催に向けて、ICT(情報通信技術)の大きな需要を見込んでいる。当社はいち早く動き出し、コンテンツ配信や入場券のオンライン販売などのインフラを支えるICTを提案して、オリンピックという一大イベントが生み出す可能性をものにしたい。
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ユニアデックス=http://www.uniadex.co.jp/