年頭所感

【2014年 年頭所感】 NECフィールディング

2014/01/09 20:40

週刊BCN 2014年01月06日vol.1512掲載

伊藤行雄 社長
 2013年は、注力分野の「垂直型サービス」「クラウド」「グローバル」「SMB」の四本柱が堅調だった。提案から構築、運用、保守までをワンストップで提供する「垂直型サービス」は伸びが著しく、保守を主力としていた当社のサービスの幅を拡大することができている。「クラウド」では、3月に福岡DCを開設したほか、中部DCを増床した。「グローバル」では、中国が好調で、人数カウントシステムの販売が伸びている。14年は、NECグループの現地法人を通して、これをASEAN諸国に展開する。「SMB」では、「Windows XP」乗り換え需要が盛り上がった。新規事業も順調で、スマートエネルギーやデジタルサイネージのビジネスが立ち上がりつつある。9月には、消耗品やメンテナンスの需要が期待できる3Dプリンタの販売を開始した。

 ただ、13年度(14年3月期)上期は、保守サービスの落ち込みが予想以上に大きく、注力分野の成長分でカバーできなかった。そこで、間接業務部門の人員を数百人規模で注力分野の直接業務部門へ配置し直して、営業力を強化している。13年度に開始した3年間の中期経営計画を1年間前倒しで進めて、注力分野の成長を加速したいと考えている。

 14年のキーワードには、「攻めへの変革」を掲げる。当社は、NECグループと連携したビジネスが7割ほどあって、ある程度待ちの姿勢でも仕事が下りてくる一面がある。それを、自らが動いて、お客様に提案していく攻めの姿勢に変革したい。
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外部リンク

NECフィールディング=http://www.fielding.co.jp/