地方ITビジネスの羅針盤 各地の動きに成長の萌芽をみる

<地方ITビジネスの羅針盤 各地の動きに成長の萌芽をみる>1.プロローグ 地方には育ちつつある“芽”がたくさんある

2013/06/06 16:04

週刊BCN 2013年06月03日vol.1483掲載

 地方のIT産業が停滞気味といわれて久しい。その主な理由は、受託ソフト開発を中心とする産業構造が崩壊しつつあるからだ。クラウドサービスの拡大や、中国をはじめとするオフショア開発が盛んになるにつれて、国内のソフト開発の案件は減少してきた。受託ソフト開発を事業の中心に据える地方ITベンダーは、「もはやこれだけでは食べてはいけない」と口を揃える。しかし、地方ITビジネスは、受託ソフト開発だけではない。先進的な取り組みによって、成功を収めた企業を多数輩出している地域もある。新しくスタートするこのシリーズでは、躍動する地方の元気な姿に焦点をあてていく。(取材・文/真鍋 武)

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