年頭所感

【2013年 年頭所感】 エプソン販売

2013/01/24 20:40

週刊BCN 2013年01月21日vol.1465掲載

拡がり

平野精一 社長
 2012年は景気低迷の影響を痛烈に受けた年だった。販売チャネル別にみると、全製品とも家電量販店経由が最も厳しかった。一方、ビジネス向けの製品は、すべてが対前年比100%(横ばい)で推移している。そのなかで総じて好調だったのはプロジェクターだ。文教向けに浸透し始め、とくにインタラクティブ機能のあるプロジェクターの認知度が高まり、実購入に結びついた。さらには一般企業向けについても手応えを感じるまでになった。プリンタは、レーザー、インクジェットともに、事務所内プリンタの「集中化」の波を受けて、本体の市場規模やプリントボリュームも減っている。

 こうした環境下で、当社はモバイル・クラウドサービス「Epson Connect」を前面に押し出していく。家庭ではスマートフォンとWiFi、企業内では、クラウドとWiFiの両環境でプリンタが快適に使えるよう提案する。例えば、スマートデバイスを使う店舗などで、こうした提案をし始めて、徐々に評価が高まってきている。

 2013年も、クラウドとスマートデバイスの相乗効果を発揮させて、プリンタを伸ばす。また、プロジェクターは、短焦点の製品などを含め、双方向会議やデジタルサイネージなど、新たな利用機会を増やす。とくに、机の上に投写できる当社のプロジェクターは、新たな使い方を生む可能性がある。すべての製品で、今までとは異なる使い方を提案し、新市場を開拓する。
  • 1

関連記事

エプソン、ビジネスインクジェットプリンタ9機種を発表、低ランニングコストを訴求

<プロジェクター特集>エプソン販売 使い勝手を高めてユーザーに人気を博す 全国に整備したサービス体制も後押し

<エプソン販売のプロジェクタ戦略>インタラクティブ機能を拡充 他社の追随を許さない製品群を整備

外部リンク

セイコーエプソン=http://www.epson.jp/

エプソン販売=http://www.epson.jp/company/esj/