年頭所感

【2013年 年頭所感】 トッパン エムアンドアイ

2013/01/24 20:40

週刊BCN 2013年01月21日vol.1465掲載

新たなステージ

江口昌幸 社長
 2013年は、トータルマネージドサービスとクラウドサービスを注力分野に位置づけて事業を推進する。ターゲットは、年商100億~500億円の中堅企業だ。

 トータルマネージドサービスは、システム構築を強みとする当社と、運用や保守サポートに強いデータセンター(DC)事業者で協業して取り組むサービスだ。当社で構築したお客様のシステムをDCに預けて、運用・保守・ヘルプデスクサービスを提供する。オンサイトサポートではなく、DCにお客様の機器を集約して、そこでOSやミドルウェアのバージョンを統一してシステムを監視するので効率的だ。パッケージ販売なので、お客様にとっては低コストで済む。

 クラウドサービスは、およそ2年前に開始した事業だ。資産管理に始まり、ドキュメント管理、e-ラーニングと手を広げ、2012年7月には日本IBMの「SugarCRM」をベースにしたCRM(顧客関係管理)サービスの提供を開始した。実は、従量課金で大きな収益を上げることはあまり期待していない。それよりも、クラウドの環境に蓄積したデータを分析するようにお客様に提案して、統計解析ソフト「IBM SPSS Statistics」などを拡販する。

 この二つの注力分野で成果を出すためには、組織の強化が必要だ。アプリ開発に強い企業など、相乗効果を期待できる企業がみつかれば、M&Aも視野に入れる。これらの施策によって、2013年は新たなステージに立つ年にする。
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外部リンク

トッパン エムアンドアイ=http://www.toppanmi.jp/