年頭所感

【2013年 年頭所感】 首都圏コンピュータ技術者

2013/01/24 20:40

週刊BCN 2013年01月21日vol.1465掲載

パートナーがパートナーを呼ぶ

齋藤光仁 社長
 個人事業主およそ2000人で構成されているSIerであることが当社の最大の特色である。国内情報サービス市場のゆるやかな回復と、腕に覚えのあるフリーランスの技術者、オーバーヘッドロスの少ない組織力が競争力の源泉となり、足下のビジネスは堅調に推移している。むしろ技術者の不足が課題となっていて、「案件はあるが技術者が足りない」状態が続いているほどだ。

 当社と契約している個人事業主を「パートナー」と呼んでいるが、優秀な技量をもつパートナーを増やすには「クチコミ」、つまり「パートナーがパートナーを呼ぶ」以外に、有効な手立てはないと考えている。

 顧客とのビジネスマッチングや福利厚生、腕一本で力強く稼ぐフリーランスの技術者と交流の場を提供するといった当社の果たす役割を拡充してこそ、より多くのパートナーに集まってもらえる。

 具体的には、技術勉強会や親睦を主眼とした懇談会の開催回数を増やしたり、2013年1月には初めて大阪でもパートナー総会を開くなど、パートナー同士が交流する機会を一段と増やしていく。また、経験豊富なパートナーの起業支援や、若年技術者の育成を目的とした人材派遣の制度も本格的に立ち上げた。人材派遣では、まずは若手に修行を積んでもらい、個人事業主として独り立ちできるよう支援する。こうして多くのパートナーに参加してもらうことでビジネスを拡大していく。
  • 1

関連記事

首都圏コンピュータ技術者 社長 齋藤光仁

首都圏コンピュータ技術者、スマートフォン向けサービスベンチャーの設立を支援

外部リンク

首都圏コンピュータ技術者=http://mcea.jp/