年頭所感

【2013年 年頭所感】 三菱総研DCS

2013/01/24 20:40

週刊BCN 2013年01月21日vol.1465掲載

好循環サイクルの実現

木村高志 社長
 事業構造や業務のプロセス改革、品質の向上を推進していくことで「好循環サイクル」を実現する。一連の改革の成果の一つとして、2012年6月、「SWIFT(スイフト)」サービスビューロ事業で「SWIFT Ready Connectivityラベル」を取得したことが挙げられる。「SWIFT」とは金融機関同士の国際間決済ネットワークの通信手順であり、このサービスを手がけるベンダーには厳しい審査が課される。ラベルは「SWIFT」への接続環境を提供するサービス事業における最高レベルの認証であり、国内だけでなくアジア太平洋地域で初めて取得することができた。

 決済関連のビジネスは当社がもともと強みとしてきた領域であり、これに磨きをかけてきた結果が今回の認証につながったともいえる。邦銀の多くは産業のグローバル化に対応するために、とりわけアジア成長市場での決済サービスの拡充に力を入れている。当社としても、2012年9月、三菱総研DCSとしては初めての海外法人を中国・上海に開設するなど、金融機関のニーズに応えられる体制づくりに今後とも力を入れていく。

 また、親会社である三菱総合研究所との連携ビジネスでは、単にソフトウェアの製造工程を請け負うだけではなく、金融工学の専門的な知識を応用してビックデータ分析に役立てるなど、頭脳を生かしたITサービスを提供していくことで、好循環サイクルを実現し、競争優位性を高めていく。
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外部リンク

三菱総研DCS=http://www.dcs.co.jp/