年頭所感

【2013年 年頭所感】 ネットワンパートナーズ

2013/01/17 20:40

週刊BCN 2013年01月14日vol.1464掲載

高付加価値ディストリビューション

齋藤普吾 社長
 大手システムインテグレータやクラウド事業者に、シスコシステムズのネットワーク機器をはじめとするIT製品を提供するのが、当社のビジネスだ。

 2012年度の上期(12年4~9月)は、スマートフォン関連でネットワーク市場が盛り上がり、売上高は2011年の上期比で26%増の好調ぶりだった。ビジネスが順調に伸びているなかにあって、私が最も大きな課題と捉えているのは、製品にいかに当社独自の付加価値をつけることができるかということだ。

 ディストリビュータの立場で、製品の価値を底上げする。その取り組みの一つとして、12年11月に、米VCEとVAD(付加価値ディストリビュータ)契約を結び、VCEの垂直統合型クラウド基盤「Vblock」を国内で発売した。単に「Vblock」を2次店に販売するだけではなく、2次店に対して、販売支援や設計・構築サポートといったサービスも提供している。

 また、シスコシステムズのブレードサーバー「Cisco UCS」に関しては、注文仕様生産(CTO)販売を開始している。当社がCPUやメモリなどの部品をサーバーに組み込み、出荷検査を日本で行うことによって、納期を約1週間に短縮する仕組みを実現している。

 2013年は、VblockやUCSを中心に、メーカーと一体化したサービス事業を本格的に立ち上げて、「高付加価値ディストリビューション」を目指したい。
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外部リンク

ネットワンパートナーズ=http://www.netone-pa.co.jp/