年頭所感

【2013年 年頭所感】 三井情報

2013/01/17 20:40

週刊BCN 2013年01月14日vol.1464掲載

ビジネスモデルの変革

齋藤正記 社長
 物品のディストリビューション(卸売り)という従来のビジネスモデルでは、私どもの事業はもはや進展しないと実感している。当社は、IT市場を取り巻く環境が厳しいなかにあって受注が伸びず、2012年度(2013年3月期)の通期見通しは残念ながら明るくない。そんな状況下、ビジネスモデルを変革し、これまでとは違うサービス・ソリューションを開発することに着手している。

 2012年は、優秀な人材を通常の業務から外し、集中的に新規事業づくりに携わるスペシャルチームを立ち上げた。ビッグデータやハイブリッドクラウドのサービス基盤、M2M(マシン・トゥ・マシン)などを重点項目として掲げ、サービスの開発を推進している。

 スペシャルチームの立ち上げは第一ステップだが、私は、もっと三井情報としての総合力を発揮することができる組織をつくろうと考えている。現状では、ネットワークやクラウドなど、各部署がばらばらに動いており、部署間の連携がうまくできていない。2013年は、連携を強化した新組織のもとで、自らお客様の課題解決を提案する企業文化を定着させたい。

 一つ、新しい商材として期待しているのは、次世代ユニファイドコミュニケーション(UC)プラットフォーム「Microsoft Lync」をベースとしたソリューションだ。UCの活用を2013年の重要なテーマとして、パートナーと一緒に提案活動に力を入れていきたい。
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