年頭所感

【2013年 年頭所感】 兼松エレクトロニクス

2013/01/17 20:40

週刊BCN 2013年01月14日vol.1464掲載

ブランドの向上

榎本秀貴 社長
 チャイナプラスワン──。2012年に中国で激しい反日デモが起きたが、当社としては中国ビジネスを見直すつもりはない。とはいえ、中国に進出している日系企業がIT投資を凍結し、先行きは読みづらくなっている。そんな事情を勘案して、中国だけではなく、アジア全体でビジネスを展開したいと考えている。

 当社は、2012年10月に、インドの首都・ニューデリーにオフィスを開設した。日系企業のお客様を中心に、設計・開発作業やITインフラ運用支援サービスを提供していく。さらに、東南アジアでの事業展開に向けて、各国の市場について調査を行う「ASEAN戦略プロジェクトチーム」を発足して動いている。

 国内では、2012年に中堅・中小企業(SMB)向けビジネスの強化に力を入れた。月額課金でSMBに最適なパソコン遠隔制御サービス「DESKTOP+Plus」を、西日本電信電話(NTT西日本)と東日本電信電話(NTT東日本)のサービスメニューに追加していただいた。現在、NTT西日本/NTT東日本の販売網を活用して、全国で「DESKTOP+Plus」の導入案件を拡大しつつある。

 4月に始まる2013年度には、新しい中期経営計画を開始する。お客様の情報を分析してビジネスに活用する「ビジネスアナリティクス(BA)」をはじめ、新規事業を創出して、兼松エレクトロニクスとしてのブランドの向上に取り組んでいく。
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外部リンク

兼松エレクトロニクス=http://www.kel.co.jp/