年頭所感

【2013年 年頭所感】 日立システムズ

2013/01/17 20:40

週刊BCN 2013年01月14日vol.1464掲載

枠を越える

高橋直也 社長
 既存の枠組みにとらわれてはならないという意味を込めて、2013年のキーワードは「枠を越える」とした。当社はシステム構築(SI)系と運用サービス系の2社が2011年10月に合併して発足して以降、SIと運用サービスの融合を加速度的に進めてきた。2012年は両分野の相乗効果を着実に発揮できるようになっており、2013年はさらに一歩踏み込んで、SIや運用の従来の枠組みを越えてビジネスの拡大を図る。

 SI系はクラウドなどのサービス化をさらに推進し、運用系はBPO(ビジネスプロセス・アウトソーシング)などへ発展させる。これまでのSIや運用の既成概念を打ち破り、当社自らが主体的にサービスやBPO事業に乗り出す比率を高めるとともに、海外に向けたサービス展開を加速する。また、社内の組織同士の連携を強め、社員個々人がもつスキルの向上にも努力させる。国境や組織、個々人のスキルの枠を越えることで、はじめてビジネスを大きく伸ばすことができると考えている。

 2012年11月には、仮想環境やストレージなどシステム基盤の性能の分析技術に長けた米Cumulus Systems(キュムラスシステムズ)社の当社グループ入りを発表したのに続き、13年中には中国・大連で当社が運用に参加する最新鋭の大型DCの一部、約1000ラック分でサービスを開始できる見込みだ。国内外でさまざまな既存の枠を越えていくことを、成長につなげたい。
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外部リンク

日立システムズ=http://www.hitachi-systems.com/