IT経営の真髄 ITCの支援で企業はこう変わる!
<IT経営の真髄 ITCの支援で企業はこう変わる!>99.ホームページ制作講座の展開(下) Facebookでコミュニティをつくる
2012/10/25 20:29
週刊BCN 2012年10月22日vol.1453掲載
この講座で講師を務めた江口誠四郎ITC(情報経営コンサルティング代表)は、「単にツールの使い方をレクチャーするのではなく、『何のためにホームページを制作するのか』をよく考えたうえで、自社の強みを分析し、強みを訴えるコンテンツをつくることの練習を重視した」と語る。
講座の後半では、グループワークでコンテンツづくりを実習する場を設け、参加者は、サイトにどういう写真や文書を載せれば、閲覧者に自社に興味をもってもらうかについてメンバー同士で意見交換しながら、実際にコンテンツをつくってみることに励んだ。
講座を開いた茅ヶ崎商工会議所の会場は、パソコンの台数が少ないので、グループごとに1台のパソコンを提供し、リーダーがコンテンツを制作し、プロジェクターを通じてリアルタイムで他のメンバーと情報を共有する、というスタイルで実習が進んだ。
講座は、ウェブ活用の基本知識を身につけさせることに加え、参加者同士の継続的な情報交換を促すことを目的としている。そのために、講座の延長線としてFacebookで参加者のコミュニティをつくり、メンバーは、Facebook上でホームページの制作や活用について気軽に質問を投げ、他のメンバーやITCが迅速に回答することができる。
「ホームページをフル活用するためにはソーシャルメディアとの連携が重要となる。Facebookで仲間のコミュニティをつくることによって、簡単に情報交換ができるだけでなく、ソーシャルメディアの使い方を練習することができる仕組みをつくった」(江口ITC)と述べる。
今回の講座は、茅ヶ崎の中小企業とITCたちとのパイプを太くして、参加者の自社サイトの制作をITCが個別支援のかたちでサポートすることを目指したもの。江口ITCは、「10月に一つの案件に着手することを予定している」と、講座開催を通じてサポート案件を獲得したことを語る。(ゼンフ ミシャ)
- 1
関連記事
<IT経営の真髄 ITCの支援で企業はこう変わる!>98.ホームページ制作講座の展開(上) ウェブ活用をレクチャー