年頭所感
【2012年度 IT産業の道しるべ】 東洋システム
2012/03/22 20:40
週刊BCN 2012年03月19日vol.1424掲載
新基軸のビジネスモデル構築
飯田哲郎 社長 |
2011年度(12年3月期)は「ウエルネス事業部」を新設し、これまで培った技術・ノウハウを生かしたマラソン・駅伝計測器の販売を本格化した。各ランナーのゼッケンにICタグをつけ、個別タイムを計測する機器だが、12年3月4日に開かれた「立川シティマラソン」など全国の大規模マラソン大会、15大会で使われた。最近では、関連会社の開発したインターネットを使ったeラーニング「中国語楽園」を開設・販売している。
12年度は、これに加えてクラウドコンピューティングやスマートデバイスを使った新基軸の事業を増やす計画だ。現在、セールスフォース・ドットコム上で、当社の大学・公益法人や動物霊園システムなどに向けた業務システムを開発し、クラウド・サービスとして提供することを検討中だ。
単独でクラウドを構築するのは難しいので既存基盤を活用するが、今の悩みはクラウド・サービスが儲けに繋がるかということだ。産官学の連携の強みを発揮し、地域のITベンダーとも協業しながら、特性を生かした独自のサービスを提供し、次の成長を目指したい。
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