年頭所感

【2012年 年頭所感】 エプソン販売

2012/01/19 20:40

週刊BCN 2012年01月16日vol.1415掲載

新基軸

平野精一 社長
 顧客の選択肢を広げるために、2011年はプリンタを中心に法人向け製品を大幅に拡充した。新しいことに取り組むトライアルを重ねた年だった。製品ラインアップが増えたことで、レーザープリンタはより幅広い層へのアプローチを可能にした。インクジェットプリンタでも、レーザープリンタに比べて4割程度の電力がカットできるなどのメリットをアピールできた。

 2012年の国内プリンタ市場だが、オフィス向けは成長がフラットだが、コンシューマ向けは買い換え需要期に当たるので伸びが見込まれる。そのなかで、12年も、当社のコア技術を生かした新基軸の製品で新市場の開拓にチャレンジしたい。

 法人向けでは、引き続きインクジェットプリンタを使ってもらうシーンを増やすほか、2011年にラインアップを強化したレーザープリンタと合わせて、国内シェアで3割以上を目指す。このところ市場全体が縮小ぎみのプロジェクタでは、法人向けでローエンド製品を充実していくほか、コンシューマ向けでも3次元(3D)の映像投射用製品などを拡充する。

 11年10月には、健康保険組合向けに、新開発の「リスト型脈拍計」を使用し、組合員のメタボ改善を運動・食事面から総合的にサポートする「生活習慣改善支援サービス」の提供を開始した。当社のこのようなコア技術を生かした取り組みを加速する。
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