年頭所感
【2012年 年頭所感】 セールスフォース・ドットコム
2012/01/19 20:40
週刊BCN 2012年01月16日vol.1415掲載
ソーシャルエンタープライズ革命
宇陀栄次 社長 |
2011年の年頭に掲げた方針は、確実に実行することができた。東京データセンターの稼働をはじめ、トヨタ自動車といった新しいパートナーとの提携・協業による新サービスの創造などである。また、顧客との関係をソーシャルネットワークを活用して革新することを意味する「ソーシャルエンタープライズ」という新しいビジョンを打ち出した。クラウドをこれからの社会システムの一つとして、社会全体の効率を高めていくものにするための布石を打つことができた1年だった。
2012年は、「ソーシャルエンタープライズ」の具現化をさらに推し進め、社会全体の効率向上や産業を超えたイノベーションを実現させていきたい。イノベーションは、単一企業では生まれない。さまざまな技術や知恵を組み合わせ、複数の企業が連携してこそ実現できると思う。クラウドは、Crowd(群衆)の知恵でもある。企業がソーシャル技術の活用を通じて、生産性を高めるだけではなく、周囲に驚きや感動を提供することで、企業や産業が活性化していくことになるだろう。
当社は、パートナー企業とともに、日本全体を「ソーシャルエンタープライズ」にしていくことで、日本社会の活性化をリードしたい。
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