年頭所感

【2012年 年頭所感】 DTS

2012/01/12 20:40

週刊BCN 2012年01月09日vol.1414掲載

西田公一 社長
 日本の復活、業界の活性化、職場の活力、人材の活用、活発なコミュニケーション──さまざまな思いや願いを込めてキーワードは「活」とした。2012年度は3か年経営計画の最終年度であるとともに、2012年8月には当社創立40周年を迎える。活力をもってビジネスに取り組みたい。

 当社の強みとする分野の一つである金融業分野は上期(2011年4~9月期)、大型案件の端境期で多少減速したものの、2012年以降は再び大型案件を受注できる可能性が高まっている。事業環境を見渡してみると、国内では震災や原発事故などの痛手、海外では欧州債務危機の不透明感が強まっているが、今、手元にある材料だけをみる限りにおいては、リーマン・ショック後に情報サービス業が受けた大打撃は回避できるように思う。むしろ、小康状態を保っている今こそ、成長へのドライブをかけていくときだ。

 とりわけ、アジア成長国など海外市場に向けてのビジネスが拡大している。顧客の行くところ、当社はどこへでも密着していく。中国ビジネスでは足かけ5年で、地場での比較的大きな案件獲得にめどをつけ、2011年11月には新たに米ニューヨークに現地法人を立ち上げた。また、プロジェクトマネジメントや英語を学習させるために、年間10人ほどをインドでの約2か月間の研修に派遣している。国内外での成長につなげたい。
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