年頭所感

【2012年 年頭所感】 富士通マーケティング

2012/01/12 20:40

週刊BCN 2012年01月09日vol.1414掲載

変化を起こす

古川章 社長
 富士通マーケティング(FJM)にとって、2011年は発足2年目を迎えた年。10年10月1日に富士通ビジネスシステム(FJB)からFJMに社名を変更し、富士通グループで、中堅企業向けSI事業を担う会社として生まれ変わった。FJMの直販だけでなく、富士通のパートナー企業との協業によるビジネス拡大もミッションとしており、パートナープログラムを立ち上げて地道に協業体制を構築してきた。まずは発足してから1年間は、東京、大阪、名古屋地域にフォーカスして体制を強化してきたが、11年10月1日からは全国の中堅企業をFJMが取り仕切る体制に移行した。富士通から約240人のスタッフがFJMに移り、事業基盤を増強した。

 また、12年4月1日からは商流も変える。富士通のパートナー企業が富士通製品を購入する場合、富士通ではなくFJMから商品を調達する体制に変更する。完成形とはいえないが、12年4月1日の段階で、私が当初描いていた組織、体制を築くことができる。

 東日本大震災が起こって、先行きは非常に不透明。ただ、そんな時代だからこそ、変化することに尻込みしてはいけない。変化を前向きに捉える柔軟な考え、姿勢が大事だ。むしろ自らが変化を起こすくらいの気構えが必要だと感じている。その意味を込めて、12年のキーワードは「変化を起こす」。リスクを恐れず、変わる年にしたい。
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