年頭所感

【2012年 年頭所感】 富士ソフト

2012/01/12 20:40

週刊BCN 2012年01月09日vol.1414掲載

クラウド×モバイル×RT

坂下智保 社長
 情報サービス全体が大きく変化するなかで、当社自身も変わらなければならない。2012年を見通したとき、まず挙げられるのが「クラウド」の潮流だろう。スマートデバイスやソーシャルメディアと連動するかたちで、ビジネスで活用される機会が増えていく。組み込みソフト開発に強い当社は、モバイル系のスマートデバイスや、ロボットテクノロジー(RT)との融合も実現することができる。そこで、キーワードは強みを掛け合わせ、時流に合ったビジネスを展開していくという意味で「クラウド×モバイル×RT」とした。

 私自身は、2011年10月1日付で社長に就いた。白石晴久前社長が取り組んできた構造改革を継承するとともに、強みをさらに伸ばす施策を打つ。例えばクラウドでは、Google、Microsoft、Amazon、Salesforceの四大パブリッククラウドベンダーとの関係強化に努めながら、自らが運営する首都圏3か所、大阪、福岡のデータセンターを活用したプライベートクラウドサービスの拡充を進める。RTについては、人型ロボットの特徴である認識技術を駆使し、人にやさしいインターフェースづくりに取り組む。モバイルや自動車、家庭用のさまざまな機器への応用が可能で、組み込みソフトで業界トップクラスの実績を誇る当社グループの強みを生かせる分野だと自負している。
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