日本IBMの中堅市場戦略
<連載・日本IBMの中堅市場戦略>第11回 ユーザー事例 大船渡市農業協同組合(下)
2011/10/20 20:29
週刊BCN 2011年10月17日vol.1403掲載
万一に備え、先進の災害対策製品を導入
JAおおふなと 佐藤準悦 企画部経理課長 |
JAおおふなと 企画部経理課 吉田昌善氏 |
シンエイシステム 熊谷健課長 |
ファイルサーバーとして利用する「IBM System x」1台と、パソコン3台だけを持ち出して業務を再開。地震の発生から2週間後のことだった。本店オフィスビル内のサーバールームは無事だったので、1階の瓦礫が撤去された後、本店オフィスビルで業務を再開することができるようになった。
シンエイシステムの熊谷健・営業部課長は、一連の復旧をサポートしていたが、万一の事態に備えた災害対策ソリューションも震災前に提案していた。それがシンクライアントの導入だった。「2年ほど前からセキュリティや業務効率化の観点からワイズテクノロジーのシンクライアントソリューションを提案していた」(熊谷課長)という経緯があるが、「巨大な地震を体験して、災害対策の観点からも必要性を痛感し、導入を早めた」(JAおおふなとの企画部経理課・吉田昌善氏)。
業務再開から新ソリューションの導入まで、シンエイシステムは震災直後の慌ただしいなかでも迅速に手を打ち、JAおおふなとを支えたのである。(木村剛士)
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