日本IBMの中堅市場戦略
<連載・日本IBMの中堅市場戦略>第8回 ユーザー事例 北薩病院(上)
2011/09/29 20:29
週刊BCN 2011年09月26日vol.1400掲載
県立病院の電子カルテを構築
北薩病院 高橋浩一院長 |
県立病院局は、県立病院の医療の質・安全性の向上や患者の待ち時間短縮等を図り、院内の情報共有を活発にするために、県立5病院に電子カルテシステムを順次導入することを決めた。その最初の病院が北薩病院である。
県立病院局は、5病院の要望を聞いたうえで電子カルテの仕様を決定し、企画提案コンペを実施してシステムを開発するITベンダーを選考した。そして二次選考に残った一つが、日本IBMのビジネスパートナーである鹿児島県に本店を構えるSIer、ソフトマックスだった。操作の容易性、堅固なセキュリティ対策や経済性等について総合的に検討した結果、ソフトマックスの提案を採用することに決定した。ソフトマックスは、主に西日本を営業地域とし、とくに九州地域に強く、医療機関向けシステムの構築を得意としているが、複数の公立病院からの一括受注は初めてだった。自社開発の電子カルテパッケージソフトを用いたシステムの本稼働が始まった。(つづく)(木村剛士)
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