年頭所感

【2011年 年頭所感】 アイエックス・ナレッジ

2011/01/13 20:39

週刊BCN 2011年01月10日vol.1365掲載

「3GEN」

安藤文男 社長
 市場の状況は、業種によってまだら模様になっている。金融系は厳しかったものの、メガバンクではシステム投資に対する動きがみえ始めており、地方銀行の共同センター化も進んでいる。また通信分野で、当社は課金システムに強みをもっていることから、大手通信キャリアでグループの料金システムを集約するプロジェクトに参加している。

 今後は、社会・公共のなかでもとくに社会インフラ分野を強化する。3年で全売上高における構成比で15%水準に成長させたい。これまで培ってきた課金システムなどのノウハウを切り口に、電力、ガス、鉄道、医療などのユーザーを開拓していく。また、アプリケーションだけでなく、基盤に強いエンジニアの育成に力を注ぐ。専門性の高いエンジニアを育てて受注につなげたい。

 2011年にあたり、大事にしたいと考えているのが「3GEN」だ。当社は技術者が9割を占める「エンジニアリングの会社」という「原点」に立ち返り、もう一度、市場に技術力をしっかりと評価してもらう。社員一人ひとりの技術力を生かして対応すれば、クラウドや仮想化のビジネスも十分に推進していける。営業、管理担当者も「原点」を確認してミッションを遂行しなければならない。また、ビジネスのヒントは「現場」にある。技術トレンドを現場でしっかりと見据え、その情報をうまく活用しながら案件獲得に結びつける。三つ目は「元気」だ。顧客に安心して仕事を任せてもらえるよう、明るく元気に仕事に取り組む。
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