年頭所感

【2011年 年頭所感】 ダイワボウ情報システム

2011/01/13 20:39

週刊BCN 2011年01月10日vol.1365掲載

挑戦・成長

野上義博 社長
 振り返ってみると、2010年はリーマン・ショック以降の景気の動向に左右されて、厳しい状況を余儀なくされた企業が少なくない。しかし、こんな時期だからこそ、自社の得意分野に注力した企業が自らの存在意義をはっきりと打ち出すことができた一年だったように思う。

 国内のIT業界で大きな成長を望みにくくなった現在、ムダな競争を排除しながら企業の役割を明確化する必要がある。IT企業同士で互いの得意分野を生かし、互いに成長することが業界全体の底上げに繋がることになるのではないか。国内のIT業界は新しい局面に入っていると思う。

 当社は、「顧客第一主義」「地域密着」を掲げながら、パートナーや市場にとって、必要とされる商材を提供していきたいと考えている。そのためには社内外を問わない協力関係が非常に重要となってくるはず。仕入れ部門や全国に広がる87拠点がパートナーと強力に連携して、市場をしっかりと理解していかなければならない。

 もちろん、ここで忘れてはならないのが、ユーザーの立場に立った考え方だ。パートナーと一緒に「顧客第一主義」を推進していくにあたっては、当社の社員一人ひとりが自己能力を高めて、信頼される企業人に成長していくことが重要だ。

 挑戦・成長を忘れず、「顧客第一主義」と「地域密着」をさらに高めていける企業風土を築き上げていきたいと考えている。
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