年頭所感

【2011年 年頭所感】 富士通マーケティング

2011/01/13 20:39

週刊BCN 2011年01月10日vol.1365掲載

使命を果たす

古川章 社長
 節目の年になった2010年。25年の歴史がある社名を変更し、新たな使命をもとに再スタートを切った年だった。当社の使命とは、「中堅企業市場をパートナー企業とともに開拓する」ということ。2010年はその準備を進めてきた。そして2011年は、その使命を果たす時にあたる。富士通やパートナーとの連携を密にし、〝強い富士通陣営〟を築いてともに成長したい。その観点からいえば、「使命を果たす」とともに、「共生」もキーワードになる。

 社長に就いて約半年、富士通マーケティングとして約3か月が経った。最も大切にしてきたのは、パートナーとの連携体制をどう築くかだったが、当社の戦略を理解してくれたパートナーが多数出てきた。10月1日に開始したパートナー支援プログラム「MAST」への参加企業は、10年度(11年3月期)末で約70社になる見込みだ。パートナーやそのユーザー企業を募った自社イベントの参加者は、定員を2倍上回り、東京会場は800人、名古屋では400人もの方に来場いただいた。非常に有難かった。新社名になる10月以前から、パートナーに対して新会社の使命と協業プランを、地道に説明してきた成果だと思っている。

 市場環境は、09年度と比較すると回復したが、10年度下期に入って伸びが鈍化している。決して良い環境とはいえない。だが、使命を果たすために、ユーザーのニーズをくみ取った商品を開発し、直販だけでなく、パートナー企業も支援して強い陣営を確立する。
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