年頭所感
【2011年 年頭所感】 日立情報システムズ
2011/01/13 20:39
週刊BCN 2011年01月10日vol.1365掲載
グローバル
原巖 社長 |
これまでは、日本で売れる情報サービスと、世界で売れるものは異なっているケースが多かったが、今後は世界で売れる情報サービス商材をもつベンダーが、日本でのビジネスを伸ばせることになる。この典型例がクラウドサービスだ。海外進出を視野に入れる国内ユーザー企業からは、グローバルに適応した情報サービスを強く求められる。こうしたユーザーニーズを踏まえ、2010年6月、タイでデータセンター(DC)をもつ有力ITベンダーと提携。現地でのクラウド型サービスをスタートさせた。ほかにも同様の案件が中国やASEAN地区で複数進行中である。
当社は、2006年から“プール化構想”と名づけ、情報をDCにプールし、必要なときに必要なだけ使うクラウド型のサービス基盤の開発に努めてきた。もともとアウトソーシングを強みとしており、クラウド/SaaS方式によるサービス事業では業界をリードしている。この強みをグローバルでも最大限に生かしていく方針だ。
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