年頭所感
【2011年 年頭所感】 JBISホールディングス
2011/01/06 20:37
週刊BCN 2011年01月03日vol.1364掲載
会社も社員も成長
内池正名 社長 |
2011年度(12年3月期)は、期首から新たな人事評価制度をスタートさせる。2年ほど前に企画し、準備を進めてきたプログラムだ。JBISホールディングスの事業会社である日本電子計算は1962年設立で、日本証券代行は1950年の設立。ともに歴史がある古い企業で、長い年月をかけて改良・改善を重ねてきた人事制度がある。しかし、この制度では社員のスキルや実績を公正に評価できないと感じていた。
年齢や性別を問わず、もっているスキルと会社への貢献度、そして人間力を公正な眼で判断して評価するようにする。運用は決して容易でないと覚悟しており、完全移行は長くて2年ほどとみているが、着実に進めていく。
2011年(年度)は、急激に売り上げが伸びる環境ではないとみている。そのなかで、成長するには視野を広げることが大事。顧客との会話のなかで、今何に困っているか、何を欲しているか、これまでは気づかなかったことを察知すること、そしてそれを実現するための商品・サービスをつくることが大切になる。現場にいる社員の力、そして現場の気づきを実現させるための商品・サービスの創出力が重要だ。自社にないものは、他社と協業して、提案できる材料を増やしていく。
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