年頭所感

【2011年 年頭所感】 ネットワンパートナーズ

2011/01/06 20:37

週刊BCN 2011年01月03日vol.1364掲載

オンリーワン

齋藤普吾 社長
 当社は2008年設立の若い会社だ。2年目にあたる2010年は非常にエキサイティングな一年だった。10年度の上半期(4~9月)の売り上げと営業利益率ともに、前年同期比で約50%拡大し、下半期も同水準を見込んでいるところだ。といっても、ベースとなる数字がまだ小さい。そこで、13年をめどに、当社の年商を10年3月時点の約120億円からおよそ200億円程度の規模へと拡大させていく計画を立てている。

 そのために、新しい事業分野の開拓が必要だ。今後は、現在のわれわれの主要事業であるシスコシステムズをはじめとした海外メーカーのネットワーク関連機器販売を引き続き重視しながら、サービスメニューの拡充や、複数のメーカーの製品を組み合わせた独自ソリューションの展開などに積極的に取り組んでいく。また、ICT業界で普及しつつあるクラウドコンピューティングを大きなチャンスと捉え、データセンター運用会社やクラウド事業者に向けたネットワークの基盤構築をサポートすることに、これから注力していきたい。

 当社は通常のディストリビュータと異なり、モノを売るだけではなく、製品の技術サポートも合わせて提供することが強みだ。他のディストリビューターがすそ野を広げる戦略を展開しているなかで、当社はターゲットを大手の通信メーカーや有力SIerに絞って、事業を展開することを方針に掲げている。そういう「オンリーワン」の立場を、2011年にさらに強めていきたい。
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