解剖!メーカー流通網
<解剖!メーカー流通網>78.ドリーム・アーツ 販社との協業強化を進める クラウド時代に主導権握る
2010/09/02 20:45
週刊BCN 2010年08月30日vol.1347掲載
直近では、日本通運に対して、企業情報ポータル型グループウェアの「INSUITE Enterprise(インスイート・エンタープライズ)」を導入することが決定。日本通運では、外勤専任者を除く約2万人の新情報共有プラットフォームを検討しており、ドリーム・アーツの製品が適していると判断。新情報基盤の利用は、今年度中に各組織で順次進めていくという。この案件については、日本通運へのシステム提案をはじめ、導入や構築などSIの部分をドリーム・アーツの販社である東芝ソリューションが実施した。
また、新しい協業に関しては、ITホールディングスグループのネオアクシスとパートナー契約を締結。この協業で、ドリーム・アーツの「インスイート・エンタープライズ」やウェブベースのDB(データベース)「ひびきSm@rtDB」と、ネオアクシスの「Notes to Web Transporter」を組み合わせ、IBM製グループウェア「Lotus Notes/Domino」のユーザー企業に対して、ネオアクシスが移行サービスを提供していく。
ドリーム・アーツの製品について、販社は他社製品との互換性が高いと評価しているようだ。また、「今後はソフトを軸にサービスを提供してきた強みを生かす」(山本社長)方針を掲げており、SaaS化を中心にクラウド・サービスの提供を本格化。これにより、大企業を中心にユーザー企業を獲得する既存のビジネスモデルに加え、SMB(中堅・中小企業)市場で新規開拓を図っていく。(佐相彰彦)
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