解剖!メーカー流通網
<解剖!メーカー流通網>50.OSK 「DB2」対応で、IBM系列の商流を開拓 マルチDB化の一環で
2010/02/04 20:45
週刊BCN 2010年02月01日vol.1319掲載
パートナー企業としては、大塚商会がひと際大きな存在感を放つ。もともと「SMILE シリーズ」は大塚商会のブランドで販売。2007年にOSKに移行した経緯がある。リコーグループとその販売店の販売網も、拡販に貢献してきた。
2008年末には、IBMのデータベース(DB)「DB2」版を発表し、IBM系列の商流を開拓。直近では、09年にIBMの有力販社である日本ビジネスコンピューター(JBCC)が「SMILE BS」(SMB向け業務ソフト)の販売を開始したことがOSKにとって大きな意味をもっている。当初は、リコー販売から販売開始。拡販に向けた取り組みとしては、パートナー企業向けにシステム構成や見積作成の支援窓口「SMILE BS案件ご支援センター」を日本IBMが開設しており、セールス見込み情報や個別案件ステータスなど案件管理DBをパートナー企業に開放している。
そのほか綜合システムプロダクツやトータルシステムデザインなどのベンダーがパートナー企業として揃う。
「10月から11月にかけて、前年並み程度には売り上げが挽回できた」。小野・営業部部長は、こう振り返り、「最低でも前年並み」を目標に掲げる。今後は、リコーグループとの連携強化やJBCCを中心にIBM系列の販社拡大を目指す。
もともと首都圏と関西・中部圏を強みにもつOSK。小野・営業部部長は、「今まで日本海側が弱かった。日本海側を増やしていきたい」と、注力地域を挙げる。(信澤健太)
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