年頭所感

【2010年 年頭所感】 NECネクサソリューションズ

2010/01/14 20:37

週刊BCN 2010年01月11日vol.1316掲載

熱き想い

NECネクサソリューションズ
森川年一 社長
 NECグループ全体の方針で、当社は東名阪の中堅・中小企業と医療・公共機関にターゲットを絞ることになった。対象は約1万2000社・団体で、そのうちまだ2000社としかおつき合いさせていただいておらず、基幹系システム関連では600社・団体ほどしかユーザーがいない。マーケットを“見える化”して要望を掴むこと、新規ユーザー獲得のためにコンタクト機会を増やすこと、そしてNECグループの製品・サービスを結集して提案することが重要と感じている。2009年度下期からは、そのための組織を増強してスタートさせた。まだ3か月ほどだが、案件数は増えており、好感触を得ている。

 2010年は、3か年の中期経営計画をスタートさせる年。策定段階だが、売り上げを年率10%増やす目標を立てるつもりだ。東名阪地域にある企業の基幹システム構築・運用は現状の2倍にあたる1200社に引き上げたい。NECや他のグループ会社に大企業向けビジネスを移管する関係で、今年度は減収となる。来年度(11年3月期)は売上高約1000億円からのスタートだが、中堅・中小企業に集中できる体制に変わったことで経営しやすくなった。厳しい環境ではあるが、社員には「熱き想いで、コミュニケーションと行動を共有しよう」と伝え、士気を高めている。

 「中堅・中小企業向けビジネスのリーディングカンパニーはNECネクサソリューションズ」。そう呼ばれるように、まずは中計の目標達成を目指す。
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