年頭所感
【2010年 年頭所感・総評】IT企業トップの「この1年に託す思い」
2010/01/07 16:05
週刊BCN 2010年01月04日vol.1315掲載
・NTTデータ-エンジン全開
・野村総合研究所(NRI)-新たな挑戦
・NTTソフトウェア-助走
・富士通エフ・アイ・ピー-ソーシングサービスベンダーに
・ダイワボウ情報システム-共栄
・ソフトバンクBB-自己革新
・丸紅インフォテック-創意工夫
・東京エレクトロンデバイス-上昇
・三井情報-成長軌道に乗せる
・日商エレクトロニクス-超常識
・ユニアデックス-新潮流への挑戦
・ネットマークス-次の一手
・日本システムディベロップメント-力強く一歩を踏み出す
・ソフトクリエイト-ウイング(翼)を広げる
・エス・アンド・アイ-明るい挑戦
・リコーテクノシステムズ-ダントツ CS&CS&CSR
・日興通信-お客様から選ばれ、信頼される会社づくり
・NTTデータシステムズ-「良き相談相手」になる
・NECネッツエスアイ-進化と新化
・シーティーシー・エスピー-核
・富士ゼロックス-変革の加速
・エプソン販売-変換
・OKIデータ-現場に、愛を
・東芝ITサービス-変革
・シマンテック-再び本物の力が試される年
・トレンドマイクロ-革新
・SAPジャパン-改革の芽伸ばす
・弥生-愚直な実践
・マカフィー-次の時代を生み出す元年
・OSK-自己革新
・ピー・シー・エー-「R7 シリーズ」「医療」「法令改正」――三本の矢
・応研-マーケットを守る
■第2弾・週刊BCN 2010年1月11日付 Vol.1316掲載(1月14日公開)
・東芝ソリューション-ポテンシャルの追求
・富士ソフト-サバイバルからリバイバル
・JBCCホールディングス-凛
・NECネクサソリューションズ-熱き想い
・内田洋行-100年の顧客価値
・キヤノンITソリューションズ-信頼、技術、グローバル
・SRAホールディングス-円高・株安 さらに投資
・日本事務器-付加価値のシフト
・日立情報システムズ-人のM&A
・日立ソフトウェアエンジニアリング-変革の加速
・DTS-自律的な成長
・三菱総研DCS-二つのDと一つのS
・NTTコムウェア-不断の変革
・アイティフォー-戦略的ITの躍動
・コア-面から立体への進化
・日本オフィス・システム(NOS)-共挑
・富士通ビー・エス・シー-「希望に満ちた雲」を目指して!
・JBISホールディングス-シグナルを受け止める
・ジャステック-改革元年
・ブラザー販売-時流に乗る
・日立ビジネスソリューション-変化力
・ニッセイコム-もっと信頼を
・アイエックス・ナレッジ-新
・インフォべック-IFRS、内部統制、プライベートクラウド
・電算システム-イノベーション
・富士通システムソリューションズ-業種・業務にこだわる
・首都圏コンピュータ技術者-ジャンプアップの年
・日本システムウエア-戦うNSWへ
・NECフィールディング-「質」の変革
・富士通エフサス-総合力で新しいビジネスに挑戦
・NECパーソナルプロダクツ-新たな利用提案
・東芝情報機器-足場を固める
■第3弾・週刊BCN 2010年1月18日付 Vol.1317掲載(1月21日公開)
・大塚商会-オフィスをITで元気にする
・ITホールディングス-ステップ
・オービックビジネスコンサルタント-クラウド元年
・SJI-架け橋
・マイクロソフト-S+S元年
・日本オラクル-変化への挑戦
・富士通ビジネスシステム-志の経営
・シーイーシー-新生
・リコー-ブレイクスルー
・ソニーマーケティング-3D、ネットワーク接続
・新日鉄ソリューションズ-成長軌道の確立
・JFEシステムズ-コネクティングパワー
・日立電子サービス-新時代に向けた人財力・組織力・商品力の強化
・日本情報通信(NI+C)-実践・成長の年
・TDCソフトウェアエンジニアリング-新規マーケットの創出
・インフォメーション・ディベロプメント-ありがとう経営
・ミツイワ-楽しみな転換期
・アルプスシステムインテグレーション-共存連携
・丸紅情報システムズ-挑戦
・ネットワンパートナーズ-レガシーなベンチャー
・東洋ビジネスエンジニアリング-変革推進
・アイネス-飛躍
・インフォコム-集中
・ミロク情報サービス-チャレンジ
・ウチダユニコム-顧客満足
・クレオ-体質革新
・デジタルアーツ-成
本企画について
この企画では、「未来の展望は明るいか──IT企業トップの『この1年に託す思い』」と題して、91社のトップに年頭の抱負を聞いた。2008年秋のリーマン・ショックの影を引きずり、09年は主力ユーザーである製造業にIT投資抑制マインドが浸透したせいで、業界全体に夕暮れ時のようなムードが漂った。とはいうものの、振り返ると悲観的な材料ばかりではなかった。歴史的な政権交代が実現し、“何かが変わる”期待感が広がった。エコポイント効果で薄型テレビが活況を呈し、減税効果で乗用車の売れ行きが回復した。かつてほどの爆発的な威力はないものの、新OS「Windows 7」の登場はパソコン・周辺機器ベンダーや家電量販店に慈雨をもたらした。
景気は必ず循環する。二番底を警戒する声もあったが、全体としては2010年には景気が上昇に転じるとみる経営者が多かった。
今回のキーワードとして目立ったのが「挑戦」「変革」「革新」。業界を取り巻く環境の変化に対応していこうとする意欲を示す言葉が前面に出ている。ユーザー企業も、いつまでも“巣ごもり”でIT投資を避けてばかりではいられないはずという見方も多くなってきた。否応なく国際競争に巻き込まれるユーザー企業を、ITで支援していくという意欲を示す経営者が多い。共存共栄に道を探るという覚悟の表明である。
恒例の年頭所感は、一部を除き、本紙記者がトップに取材してまとめている。ご協力いただいた皆さまには、この場を借りて心より御礼申し上げます。(週刊BCN編集長 谷畑良胤)
- 1
関連記事
【2009年 年頭所感・総評】IT企業トップの「決意」と「実行計画」