年頭所感

【2010年 年頭所感】 ソフトバンクBB

2010/01/07 20:37

週刊BCN 2010年01月04日vol.1315掲載

自己革新

ソフトバンクBB
溝口泰雄 取締役常務執行役員
コマース&サービス統括
 先進的なITと通信の融合の「アドバンストICT」を進めるために、2010年は自分たちが率先して変革することを強く意識したい。そして、通信ネットワークとスマートフォンを活かしたモバイルソリューションに力を入れていく。ソフトバンクには、携帯・固定電話の通信会社、ソフトやソリューションを扱う当社が揃っており、グループで一丸となって取り組んでいく方針だ。

 これまで法人のモバイルサービスは、通信速度が普及のボトルネックだった。しかし、最近はその課題も解決されてきた。ブラックベリーのように、ネットワーク利用を想定したキラーアプリケーションを積んだソリューションも登場している。

 こうしたなか、当社は「コミュニケーション」をキーワードにソリューションを展開する。具体的には、社内外、企業とお客さまとのやり取りをモバイルでスムーズにできるようにする。ソリューションの核になるのはiPhoneだ。メール、グループウェアへのアクセスなどが、従来の携帯電話よりも簡単にできる。まさにホワイトカラーの生産性を向上させることができるツールだ。また、ソリューションを販売する部署を「アドバンストICT統括」に改め、通信サービスも提案するようにして、モバイルソリューション拡販の社内体制も整えた。

 景気後退で企業がIT投資を控えるなか、需要を刺激できるのは「驚き」の提案。それができるのは通信だけだと思っている。
  • 1

関連記事

【2009年 年頭所感】 IT企業トップの「決意」と「実行計画」 ソフトバンクBB

【2008年 年頭所感】 ソフトバンクBB