地場有力ITベンダー 未来を語る
【徳島県】富士コンピュータサービス ソリューションで付加価値提供
2009/10/09 20:42
週刊BCN 2009年09月28日vol.1302掲載
富士コンピュータサービスが入居しているビル |
ケーブルテレビ局関連では、県内外に課金を中心とした管理システムを提供。官公庁では、徳島市に健康管理システムなどの部門システムや図書館のシステムを手がけている。民需は製造業・流通業のウェートが高く、基幹業務系が主。会計給与について、基本はパッケージを提案して導入している。売り上げに占める割合は、ケーブルと民需がそれぞれ4、官公庁が2だ。
どの顧客に対しても、重要視しているのはソリューションだ。問題をできるだけ具体化して、それに対する解決策を予測効果とともに提案する。これが、私たちが顧客に提供する付加価値の部分だと思う。
課題を解決するといっても、自社ですべてできるわけではない。一番大事なのは、自社で解決できなくても、どのように解決するか、共に考える仲間をもつこと。富士通などのメーカーに協力を仰いだり、他社とのアライアンスを強化するなど、協力会社を広げることは大切だと思っている。顧客が主導する場合は別として、解決を一任された場合には、例えばISO認証の世界に精通しているコンサルティング会社などとのアライアンスもあるだろう。
ITを使って解決できる課題に対して、ソフトを作るなり導入支援をするなりして解決し、それを維持管理することが事業の中核だが、今後は顧客の課題解決ができる上流工程の人材をいかに育成していくかだ。過去の経験がキャリアデザインにつながるような施策を打っている。
代表者…久米政雄 代表取締役社長 売上高…5億2000万円 利益率…1000万円(当期利益) 主要顧客…ケーブルテレビ、官公庁、流通・製造 ハードとソフトの比率…─ 県内・県外比率…7:3 |
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