地場有力ITベンダー 未来を語る
【香川県】イノベイト 技術で先行しパートナーに提供
2009/10/09 20:42
週刊BCN 2009年09月28日vol.1302掲載
宮本吉朗 代表取締役社長 |
また地場貢献として、香川県の観光キャンペーン「09香川まちめぐり てくてくさぬき」で、スタンプラリーと地元の店でクーポン券として利用できるICカード「てくてくカード」の仕組みを提供している。さらに7月からは、高松琴平電気鉄道とタイアップして、このカードに電子マネーなどの機能を付加した「てくてくIruCaカード」を限定1000枚で発行している。これは「FeliCa ポケット」の機能を利用したサービスで、電子マネー、共通マイレージ、共通クーポン、診察券、観光ラリーなどを1枚のカードで実現する。地元の広告代理店や企画会社と組んで、活用シーンまで創造して「ソリューション」で提案。香川だけでなく、まずは四国全県を制覇したい。
さらに香川県からは、PFI事業で大手企業とともに情報通信交流館「e─とぴあ・かがわ」の運営事業を10年間委託を受け、ITツールを提供する役割を担っている。
代表者…宮本吉朗 代表取締役社長 売上高…3~5億円(年商) 利益率…公表せず 主要顧客…自治体・同業他社など ハードとソフトの比率…─ 県内・県外比率…1:9 |
新しい技術を市場に先行して出してはいるが、それゆえに認知度や知名度がついてこないという弱点がある。新技術を開発し、いいOEMパートナーと組んで支えながら、テクノロジーの品質向上と保証力、そしてブランド力をつけたい。
- 1