年頭所感
【2009年 年頭所感】 IT企業トップの「決意」と「実行計画」 シーイーシー
2009/01/12 20:37
週刊BCN 2009年01月12日vol.1267掲載
勇往精進
新野和幸 社長
数年前、フランス料理のシェフ・坂井宏行さんと会う機会があり、そのときにもらった言葉が「勇往精進」。日々精進を怠らず、勇気を持って前進せよという意味と捉えている。経済環境の悪化で、当社のビジネスにまったく影響がないといえばウソになるだろう。こういうとき、「勇往精進」に込められたメッセージがふと頭に浮かぶ。不況だからといって萎縮するのではなく、勇気を奮い立たせて果敢に攻める。もちろん、それには自らの力量を高める努力を惜しまないことが肝心だ。
当社では、他社にはない独自の製品やサービスの拡充を進めてきた。例えば、ソフトウェアの品質を第三者の目で検証する第三者検証サービスの「PROVEQ(プロベック)」や、製造業の生産部門におけるシミュレーションやモニタリングのサービスメニューを体系化した「VR+R(ヴイ・アール・アール)」などのオリジナル商材を大幅に拡充。3D物流シミュレーションの「RaLC(ラルク)」も好調に推移している。こうした商材は、当社グループの競争力を高める原動力になりつつある。
2009年2月には総額90億円を投じて最新鋭のデータセンター(DC)をオープンさせる。国内5拠点目で、すでに大手外資系企業から大型受注も決まっている。DC設備の冗長構成は最高レベルのTier4で、基幹システムのアウトソーシングの一層の拡大が期待できる。強みをより伸ばし、率先して顧客の経営課題を解決する攻めの経営を実践する。
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