次世代Key Projectの曙光
<次世代Key Projectの曙光>70.インフォコム(下)
2008/09/08 20:42
週刊BCN 2008年09月08日vol.1250掲載
ノウハウ、経験、顧客視点のサービス

これまでの提供方法でそれなりに成功しているため、「今までどおりでいい」と、グループ内部には保守的な考えを持っている人もいる。「しかし、保守的な人物ほど実は欲しい人材だった」という。移行に苦労した面はあったものの最終的に31人の大部隊となった。
ソフトウェアサービス推進部として最初に手がけることになったのは、コールセンターソリューションのLACTEUS(ラクティアス)と緊急通報/安否確認システムのエマージェンシーコールの2製品。「ラクティアス」は、電話機とパソコンがあれば短期間でコンタクトセンターが開設できるASPサービス。コンタクトセンター管理者向けにテナント(コンタクトセンター)の管理を行う「Configuration Manager(コンフィグレーションマネージャー)」と、コンタクトセンターの受付業務を行うオペレータやスーパーバイザーが利用するAgent Login(エージェントログイン)」の2つのアプリケーションで構成される。

新須哲朗部長は「サービスだけで事業が成り立つかどうかは分からない」というように、まだまだ試行錯誤の部分もある。だが、「社内に蓄積したノウハウや経験、顧客視点のセンスを生かして、事業を推進していきたい」と意欲を示している。(鍋島蓉子●取材/文)
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