年頭所感
【2008年 年頭所感】 シーイーシー
2008/01/21 20:37
週刊BCN 2008年01月21日vol.1219掲載
躍進
新野和幸 社長
今年2月から新しい3か年中期経営計画がスタートする。これまで3年間をかけて旧来のビジネスモデルを変えてきた。従来はどちらかといえばソフトウェア開発の比率が高かったが、ITシステムをよりトータルにカバーする体制を整備。顧客企業のIT需要をワンストップで取り込むビジネスを拡大させる。
ITアウトソーシングやソフトウェアの品質を第三者の立場で検証するサービス、オリジナルパッケージソフト、ソフトウェアをサービスとして提供するSaaS、コンサルティングなどを、従来のソフト開発とセットで提案する。これにより商談に幅を持たせ、顧客の満足度を高めていく考えだ。
あらかじめ仕様書が固まっていて、それに従ってプログラムを組むだけのビジネスに固執していれば行き詰まる。いずれインド、中国の新興勢力に追い抜かれてしまうだろう。今年、創業40周年を迎える。社員の意識は高まってきているが、私はまだ満足していない。大変革を巻き起こして、躍進に向けてアクセルを踏み込むのが今年からの3年間だ。
製造業や金融分野などの有力顧客に支えられ、今年度(2008年1月期)の連結売上高は530億円まで拡大する見通し。ただ、既存客のなかにも、当社のサービスラインアップのごく一部しか活用していただいていないところも実は多い。サービスメニューをさらに拡充し、フルラインナップで利用してもらえるように努める。新規顧客の開拓にも取り組むことで事業の伸長を図っていく。
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